子供に手はかからなくなったのに、教育費の負担はどんどんと大きく……。40代はそんな頃合い。収入面を考えて再度就職しようと思う女性も多くいます。
なかなか就職が決まらないと悩んでいませんか?今回は、女性から特に人気の高い事務職について、40代で転職するためのポイントをご紹介します。
2021年に入り事務職の転職はより厳しく
昨今のコロナウィルスの影響もあり、転職市場は非常に厳しい状況が続いています。doda 転職求人倍率レポート(2021年5月20日発表)を見てみましょう。
コロナウィルス蔓延前の2019年12月、事務職の転職求人倍率は0.40%。そこからどんどんと下降を続け、2021年4月はなんと0.18%となっています。
データからも、決して楽に転職が決まる職種ではないという事が分かります。
40代の女性は事務職に転職できるのか?
実際に採用を行っている企業側は、40代女性に即戦力となる経験を期待しています。ブランクがあったとしても、過去の経験から採用されるケースがあります。
40代女性事務職転職のアピールポイント
40代女性はどのような点をアピールすればいいのか、強みとなる部分をご紹介します。
ライフイベントが落ち着いた安定性
20代、30代の女性と比べると、40代の女性は結婚、出産、育児などのライフイベントが落ち着く傾向にあり、突発的な休みが発生しにくいという強みがあります。
豊富な経験
一口に事務職と言っても、経理や人事事務、医療事務などそれぞれに専門領域が異なります。過去の経験を活かせる業種を選び、よりピンポイントで出来ること、得意なことをアピールしましょう。
40代女性の事務職転職は紹介予定派遣がおすすめ
正社員で採用がすぐに決まればいいのですが、過去の経験などをアピールしても40代の転職はなかなか決まりにくいのが実情です。
その原因のひとつとして、採用する側も、即戦力となる経験を求めてはいますが、実際のところ働いてみないと分からないというリスクを抱えているという点が挙げられます。
そこでおすすめしたいのが紹介予定派遣。
紹介予定派遣は、6か月間の試用期間(派遣契約)を経て、双方合意のもと、直接雇用契約に移行するというものです。
紹介予定派遣のメリット
- 派遣会社による履歴書の添削が受けられる
- 社風が分かりミスマッチを防げる
- 労働条件の交渉など派遣会社に行ってもらえる
紹介予定派遣のデメリット
- 直接雇用前提のため必ずしも正社員になれるとは限らない(契約社員など)
- 企業側がミスマッチと判断した場合契約終了もあり得る
このようにメリットデメリットがそれぞれありますが、正社員だけで探すよりも転職のハードルはぐっと下がります。実際に紹介予定派遣で転職が上手くいったという声も多く、40代事務職の転職は、雇用形態に囚われないこともポイント。正社員でなかなか決まらないと悩んでいる方は、視野を広げ、紹介予定派遣も試してみましょう。
40代女性の転職体験の事例は、セカンドゴングというサイトでたくさん紹介されていますので、こちらも参考にしてみてください。